Blog
生産の負担軽減をする装置を製作中です。
こんにちは。
今社内で、ガラスレンズの材料の重さをはかる作業の、負担軽減できる装置を開発しています。いわゆる社内小集団活動です。カメラレンズの一部の成形はこうして行われているのですが、少し技術的な説明ですのでもし興味があればお付き合いください。
さてカメラや望遠鏡のガラスレンズを作る時は全て「重さ」で管理します。材料に熱を加えて変形させることで形を作るので、つまり「重さが同じなら体積が同じ」「体積が同じなら金型で成形した時に寸法が同じになる」という、当たり前ですが、そんな感じの理論です。
製造をやってる方なら、全部同じに作れるわけない!と感じるはずです。はい、もちろん±1gとか重さの公差はあります。これはレンズ自身の寸法公差に合わせます。
材料を切断すると、当然重さにブレが生じます。±20gとかそんな感じです。それを例えば±1gに入れるために「バレル研磨」を行います(ここでは詳しく説明しません)。材料を同じ重さに合わせるとすると、まず切断した材料を「だいたい同じくらいの重さになるように分ける」必要があります。100個あれば100個計りますし、1000個10000個あれば当然それだけ計る必要があります。電子秤に乗せて値を読んで分けるという行為をそれだけやるのは負担である、ということで乗せただけでどこに置けばいいか自動判断する機械を作ります。写真はプロジェクトの打ち合わせの様子です。

○デジタル出力のできる電子秤は、いつ使ったのか社内に放置されていたものを使用します。
○ユニットはRaspberryPi3 modelB+ を使用します。これも社内に放置され‥はい。
○使用言語はPythonを使います。豊富なライブラリで処理からUIまでさっくり作ります。生成AIが。
先々月末くらいから動き、製作がかなり進みました。テスト+現場導入ができたら、またここに書こうと思います。
事業戦略室
今社内で、ガラスレンズの材料の重さをはかる作業の、負担軽減できる装置を開発しています。いわゆる社内小集団活動です。カメラレンズの一部の成形はこうして行われているのですが、少し技術的な説明ですのでもし興味があればお付き合いください。
さてカメラや望遠鏡のガラスレンズを作る時は全て「重さ」で管理します。材料に熱を加えて変形させることで形を作るので、つまり「重さが同じなら体積が同じ」「体積が同じなら金型で成形した時に寸法が同じになる」という、当たり前ですが、そんな感じの理論です。
製造をやってる方なら、全部同じに作れるわけない!と感じるはずです。はい、もちろん±1gとか重さの公差はあります。これはレンズ自身の寸法公差に合わせます。
材料を切断すると、当然重さにブレが生じます。±20gとかそんな感じです。それを例えば±1gに入れるために「バレル研磨」を行います(ここでは詳しく説明しません)。材料を同じ重さに合わせるとすると、まず切断した材料を「だいたい同じくらいの重さになるように分ける」必要があります。100個あれば100個計りますし、1000個10000個あれば当然それだけ計る必要があります。電子秤に乗せて値を読んで分けるという行為をそれだけやるのは負担である、ということで乗せただけでどこに置けばいいか自動判断する機械を作ります。写真はプロジェクトの打ち合わせの様子です。

○デジタル出力のできる電子秤は、いつ使ったのか社内に放置されていたものを使用します。
○ユニットはRaspberryPi3 modelB+ を使用します。これも社内に放置され‥はい。
○使用言語はPythonを使います。豊富なライブラリで処理からUIまでさっくり作ります。生成AIが。
先々月末くらいから動き、製作がかなり進みました。テスト+現場導入ができたら、またここに書こうと思います。
事業戦略室